トランプが大統領選に勝った直後から乱発する暴言には…それらの暴言を選挙期間中に少しでもしていれば、アメリカの市民もトランプを選ばなかっただろう。これはアメリカ史上最大級の欺瞞である。トランプを暗殺しようという動きも出てくるだろう。だが、アメリカ人は「トランプは高齢だからどうせすぐ死ぬ。だから問題ない」というのは甘いも忘れないでください。トランプの暴言は多々あるが、最も重大なのは以下のことである。
トランプがNATO加盟国に負担の増額を迫り、増額しないならアメリカがNATOから脱退するとちらつかせるなどロシアや中国の思うつぼである。そのようなことを発言するだけでも、現在のNATO加盟国に北米・西欧からの離反を、場合によってはロシアや中国側への離反を促す可能性を増し、NATOを弱体化させる可能性を増す。NATOがあったからロシアや中国が現状で留まっていたのである。NATOが弱体化すれば、ロシアや中国が世界を制覇する。実際に加盟国の負担額の増額やNATOからの脱退はなくても、また、トランプの暴言は多々あるが、そんなことを言っただけでもトランプは国際政治のど素人であることが分かる。大統領選挙においてトランプを指示した共和党もトランプに見切りをつけるべきである。トランプの絵空事の政策と共和党の政策が一致するわけがないのである。民主党だけでなく共和党もトランプらから離反し、アメリカ議会は少しでも早くトランプを弾劾し、アメリカ人は少しでも早くトランプを辞めさせる必要がある。
「トランプは高齢だからどうせすぐ死ぬ。だから問題ない」というのは甘い