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疑問文・疑問詞

[1]総論

[1-1]主語が疑問詞で置き換わる場合を除いて、疑問文では/助動詞 S V/do S V/be S/ の倒置が生じる。

Who invited you?(主語が疑問詞、倒置なし)
誰が君を招いたのか。

Who(m) did you invite?(目的語が疑問詞)
君は誰を招いたのか。

When did you send out the invitations to the party?(副詞句が疑問詞)
そのパーティーへの招待状を送ったのはいつですか。

[1-2]目的語が疑問詞になるとき、疑問詞の格は目的格が格式体、主格が普通体。

Whom did you invite?(格式体) Who did you invite?(普通体)
誰を招きましたか。

[1-3]疑問詞が前置詞の目的語となるとき、前置詞の位置として、①前置詞随伴(疑問詞が文頭に移動するに伴い前置詞もその前に移動する) と ②前置詞残留(疑問詞だけが文頭に移動し、前置詞は元の位置に残る)がある。通常、①前置詞随伴は格式体であり、②前置詞残留が普通体である。

For what did you do that?(格式体)
What did you do that for?(普通体)
あなたは何故、あんなことをしたのですか。

[1-3-1]前置詞随伴でなければならない場合はある。それは関係詞の前置詞随伴と同様である。

[1-3-2]前置詞随伴のときは疑問詞の格は目的格でなければならない。前置詞残留の場合、疑問詞の格は主格になるのが普通体である。

Who should I address this letter to?(前置詞残留、普通体)
Whom should I address this letter to?(前置詞残留、格式体)
To whom should I address this letter?(前置詞随伴、格式体)
×To who should I address this letter?
この手紙の宛名は誰にすればいいのですか。

[1-3-3] when, where は通常、疑問副詞だが、疑問代名詞として前置詞の目的語となることがある。whenでは前置詞随伴、whereでは前置詞残留になることが多い。

Since when have you had these headaches.
いつからその頭痛がしているのですか。

Till when does the play continue?
いつまでその芝居は続くのですか。

Where does he come from?=
Where is he from?
彼はどこ出身ですか。

Where are you going (to)?
どこへ行くところですか。

[1-4]二つ以上の疑問詞が来る文の例

Who is telling whom the story?
誰が誰にその話をしているのか。

Who and what was Charles Robert Darwin?
チャールス・ロバート・ダ―ウィンとは何者で何をやっていたのか。

[1-5]従属節の部分が疑問詞になることも可能である。

Who does he think he is?
彼は自分を何様と思っているのか。

例えば、上の例文では He thinks that he is something. の something (重要人物)が疑問詞になった。

[1-6] It is that型の強調構文の強調される部分が疑問詞になることも可能である。

It /is/was/ X that broke the window.→
Who /is/was/ it that broke the window?
窓を壊したのは誰だ。

It is because X (that) you can do nothing.(強調構文の that は省略できる)→
Why is it (that) you can do nothing?
何もすることができないのは何故ですか。

[2] who

[2-1] who か whom か。前述した。結局、前置詞の直後に置くときを除いて普通、who を用いるのが普通である。

Who should I address this letter to?
To whom should I address this letter?(上の形のほうが普通)
この手紙の宛名は誰にすればいいのですか。

[2-2]限定されたものから選択を行うときは which を使うのが基本である。だが、人に関する限りで限定されものからでも who を使う傾向にある。人については、of - が続くまたは疑問詞が疑問形容詞であれば which を用い、そうでなければ who を用いる。

Which of those boys won?(of - が続く)
それらの少年のうちどちらが勝ちましたか。

Which boy won?(疑問形容詞)
どの少年が勝ちましたか。

Who won, Bill or John?
ビルとジョンのうちどちらが勝ちましたか。

[3]what

[3-1]通常、未限定の物について用いる。疑問代名詞としてだけでなく、疑問形容詞としても機能する。

What is her nationality?(疑問代名詞)
彼女の国籍は何ですか。

What language do you speak?(疑問形容詞)
あなたは何語を話しますか。

[3-2]人について用いると、職業を含む身分・立場を尋ねる。

"What are you?" "I'm a student."

[3-3]疑問形容詞としての what は人、物のどちらも指しえる。

What writer do you like?
あなたはどんな作家が好きですか。

[3-3-1] what は未限定のものについて用いられ、which は限定されたものについて用いる。疑問形容詞としても。例えば、

Which writer do you like?
あなたはどの作家が好きですか。

では、既に何人かの作家が話題になっており、それらの作家のうちいずれかを指す。

[3-4]慣用的表現

[3-4-1] what is S doing here?の慣用的意味。何故、特定のものが特定の場所にいるのか、驚きや不快を表す。

What's the high officials doing here?
何故、政府高官がここにいるんだ。

[3-4-2] What is the matter? の主語は何か。間接疑問文にするときどうするか。what が主語。だから、間接疑問文になっても語順は変わらない。

He didn't know what was the matter with him.
彼は何が問題なのかを知らなかった。

[4]which

[4-1]基本的に限定されたものについて用いられる。疑問代名詞としてだけでなく疑問形容詞としても機能する。

Which do you like, this picture or that?(疑問代名詞)
Which picture do you like, this or that?(疑問形容詞)
この絵かあの絵かどちらが好きですか。

Which of these pictures do you like?(疑問代名詞)
これらの絵のうちどれが好きですか。

Which of these umbrellas is yours?(疑問代名詞)
これらの傘のうちどれが君のですか。

[4-2] who の節で述べたとおり、人に関する限りで限定されたものについても who を用いる傾向にある。人について which を用いるのは疑問形容詞である場合と、of - が後に続く場合である。

Which of you won the prize?(of - が続く)
君たちのどちらが賞を取ったのか。

/Which one (疑問形容詞)/Who/ do you like better, your mother or your father?
お母さんかお父さんかどちらのほうが好きですか。

Who is responsible for the accident, the owner or the administrator?
所有者か管理者か、どちらがその事故に責任があるのですか。

[5]疑問副詞

[5]副詞句が疑問詞になったもの。when, where, why, how がある。

[5-1] when, where は通常、疑問副詞だが、疑問代名詞として前置詞の目的語となることがある。通常、when では前置詞随伴、whereでは前置詞残留になる。誤解の余地がなければ、前置詞+/when/where/ ではなく、疑問副詞としての/when/where/を用いる。

Since when have you had these headaches.(疑問代名詞、前置詞随伴)
いつからその頭痛がしているのですか。

Till when does the play continue?(疑問代名詞、前置詞随伴)
いつまでその芝居は続くのですか。

Where does he come from?(疑問代名詞、前置詞残留)=
Where is he from?(疑問代名詞、前置詞残留)
彼はどこ出身ですか。

Where are you going (to)?(to があれば疑問代名詞、なければ疑問副詞)
どこへ行くところですか。

Where do you live?(疑問副詞)
×Where do you live in?(誤解の余地がないので疑問副詞を用いる)
彼はどこに住んでいますか。

[5-2] why

[5-2-1]返答には because で答えるのが普通。

"Why do you watch TV?" "Because it's good for my English."
「何故、テレビを見るのですか」「英語の勉強になるからです」

[5-3] how

①方法
②様態
③程度

を尋ねる。

"How did you get here?" "By car."(①方法)
「どうやってここへ来ましたか」「車でです」

"How are you?" "I'm very well, thank you."(②様態)
「元気ですか」「ありがとう、元気です」

How many people came?(③程度、数)
何人が来ましたか。

How much sugar do you want?(③程度、量)
砂糖はどれぐらいがいいですか。

How often do you wash your hair?(③程度、頻度)
髪の毛を何日に何回、洗いますか。
[5-3-1]程度を表すとき通常、続く形容詞は単純な程度を表し、通常、肯定的意味も否定的意味ももたない。

"How old is he?" "He is young." "How young?"
「彼は何歳ですか(×彼はどれぐらい年老いていますか)」「若いです」「どれぐらい若いですか」

この会話の中の最初の How old is he? が通常の how の使い方である。最後の How young? は通常ではない。最初からこのような表現をすることはない。

[5-4]疑問副詞を用いた慣用表現 [5-4-1] why not で提案、快諾などを表す。主語、動詞句が省略されることがある。not なしでは否定の提案、拒絶などを表す。いずれにしてもそれらの後では主語が省略されることがある。

Why argue with him? He'll never change his mind.(否定の提案)
何故、彼と議論するのか。彼は決して心を変えないのに。

"May I go now?" "Why not?"(快諾)
「もう行っていいですか。」「もちろん、どうぞ。」

"Why /not come/don't you come/ with us?" "Thanks, I will."(提案)
「一緒にいらっしゃったらどうですか。」「ありがとう。そうします。」

Why spend money which we were so short of?(否定の提案)
何故、なけなしのカネを使うのか。

Why do I need to do it?(拒絶)
どうしてそれをする必要があるのでしょうか(そんなことするのいやだね)。

[5-4-2] How come ...? 「どうしてこうなった?」といきさつについて驚きを表す。How did it come about that ...? の短縮形である。How come の後の節は倒置を起こさない。Why not ...? と異なり提案を表さない。

In 9/11 attacks it was not only the twin towers of the World Trade Center but also Pentagon that was successfully attacked. How come few people remember that?
9/11アタックでは世界貿易センターのツインタワーだけでなくペンタゴンもまんまと襲撃された。どうしてほとんどの人がそれを覚えていないのだろうか。

[5-4-3] How dare S V で「よくも」「厚かましくも」「ずうずうしくも」、権威の毀損に対する憤慨を表す。

How dare you insult me?
よくも私を侮辱したな。

How dared the child contradict his teacher?
あの子はよくも先生に口答えできたね。

[6]間接疑問文

[6]動詞の中には、節を目的語としてとるとき、that節のみをとるもの、wh節のみをとるもの、両方をとりえるものの三種類がある。

S V that節型:that節のみをとるもの:節の内容に疑いの余地がない:
think, believe, hope, suppose, guess, feel, suspect, etc.

S V wh節型:wh節のみをとるもの:節の内容に疑いしかない。
ask, wonder, investigate, inquire, etc.

S V /that節/wh節/型:両方をとりえるもの:節の内容に疑いの余地がある:
decide, discover, doubt, forget, guess, know, remember, learn, reach, see, hear, tell, etc. それらと伝達動詞:say, report, etc.

〇I think that he was a history-making diplomat.(S V that節型)
彼は歴史を作った外交官だったと私は思う。
×I think if he was a history-making diplomat.(S V wh節型)

〇I wonder if he was a history-making diplomat.
彼は歴史を作った外交官だったのだろうかと私は思う。
×I wonder that he was a history-making diplomat.

○I suspect that he was a history-making diplomat.(S V that節型)
彼は歴史を作った外交官だったと私は勘ぐっている。
×I suspect if he was a history-making diplomat.

〇I remember that he made the decision.(S V /that節/wh節/型)
彼がその決定を下したことを私は覚えている。
〇I remember if he made the decision.
彼がその決定を下したのか私は覚えている。
〇I remember who made the decision.
誰がその決定を下したのか私は覚えている。

〇I said that he made the decision.(S V /that節/wh節/型)
彼がその決定を下したと私は言った。
〇I said if he made the decision.
彼がその決定を下したのか私は言った。
〇I said who made the decision.
誰がその決定を下したのか私は言った。

[6-1]間接疑問文には yes-no疑問文に含まれる Do S V wh節型 と Wh疑問文に含まれる Wh do S V that節型 の二種類がある。前述の動詞の型によって、どの型の間接疑問文をとるかがほぼ決まっている。

           Do S V wh節型 Wh do S V that節型
S V that節型        ×     〇
S V wh節型         △     ×
S V /that節/wh節/型    〇     △
伝達動詞/that節/wh節    △     △

S V that節型の動詞はwh節を目的語としてとれないので、Do S V wh-型の疑問文を作れない。SV wh節型の動詞はthat節を目的語としてとれないので、Wh do S V that節型の疑問文を作れない。その他については非文法的ではないが、疑問文にしてもあまり意味がないので上のようになる。

I think that she is a singer.→
×Do you think what she is?
○What do you think (that) she is?

I wonder what she is.→
△Do you wonder what she is?
×What do you wonder she is?

I know that she is a singer.→
○Do you know what she is?
△What do you know she is?

[6-1-1] Wh do S V that節型の間接疑問文のうち that 節中の主語が疑問詞になったものは、下のように do S V を挿入したものとも考えられる。

Who (do you think) invented it.
誰がそれを発明したとあなたは思いますか。

What (do you suppose) happened next?
次に何が起こったと思いますか。

[6-1-2] Wh do S V that節型で従属節の主語が疑問詞になるときは that を入れてはいけない。that を入れると that が主格の関係代名詞のように誤解される。

Who do you think (that) he saw?
彼が誰と会ったとあなたは思いますか。

Who do you think (×that) saw her?
誰が彼女と会ったとあなたは思いますか。

[6-2]非文法的だが慣用的に、S don't know wh が「~か知らない/もの/ところ/とき/(//の/に/)」という意味の/名詞節/形容詞節/副詞節/になることがある。

I heard she had gone away, nobody knew where.(go を修飾する副詞節)
彼女は誰も知らないところへ行ってしまったそうですね。

There were I don't know how many cuts.(cuts を修飾する形容詞節)

いくらあるか分からないほどの切り傷があった。

I'll follow you to I don't know where.(前置詞 to の目的語である名詞節)
どこか分からないところでも、あなたに着いて行きます。

[6-3]通常の疑問文の倒置をするにも係らず、時制、人称が間接話法の形になるいわば「混合形」が出現することがある。そのような混合形は間接話法全般に出現するものである。

The question was whether Stalin and Mao could find common ground.(間接疑問文)→
The question was could Stalin and Mao find common ground?(混合形)
問題はスターリンと毛が共通の基盤を見つけられるかだった。

[7]疑問詞+to不定詞

[7-1]疑問詞+to不定詞は意味的に助動詞の should, must を含む節に等しく「~すべき」を意味する。ただし、後述する why+原型不定詞を除いて。

I wondered how to get there.→
I wondered how I should get there.
私はどうやってそこへ行こうかと思った。

He hardly knew whether to laugh or cry.→
He hardly knew whether he should laugh or cry. 彼は笑うべきか泣くべきかほとんど分からなかった。

I am still puzzling about which dictionary to buy.→
I am still puzzling about which dictionary I should buy. どの辞書を買うべきか私はまだ迷っている。

They discussed the problem of how to increase foreign aid.→
They discussed the problem of how they should increase foreign aid. 彼らは対外援助をいかに増やすかという問題を討論した。

[7-2]否定形は、疑問詞+not+to不定詞になるが、あまり使われない。

△They discussed the problem of how not to increase public cost.
彼らは公的経費をいかに増やさないかという問題を討論した。

〇They discussed the problem of how to reduce public cost.
彼らは公的経費をいかに減らすかという問題を討論した。

[7-3]不定詞の主語について、①主節の主語と同一である ②主節の目的語と同一である ③主節の前置詞の目的語と同一である の三っつの場合がある。また、疑問詞または疑問詞句の格について、(1)不定詞が含む動詞の目的語である (2)不定詞が含む前置詞の目的語である (3)不定詞が含む副詞句である の三つの場合がある。また、不定詞が主節の中でどの文の要素に該当するかについて、S,O,C,前置詞の目的語,それらと同格などがある。

I wondered how to get there.①(3)O
私はどうやってそこに行こうか考えた。

I had no idea who(m) to talk to.①(2)目的語と同格
私は誰に話し掛けたらよいか分からなかった。

I don't know which to take.①(1)O
私はどちらを取ったらいいか分からない。

I am still puzzling about which dictionary to buy.①(1)前置詞の目的語
私はどの辞書を買うべきかまだ迷っている。

They discussed the problem of how to increase foreign aid.①(3)前置詞の目的語
彼らは対外援助をどうやって増やすかという問題を論じた。

I told him where to go.②(3)O
私は彼にどこへ行くべきか教えた。

I asked him what to do.①(1)O
私は彼に何をしたらよいか尋ねた。

[7-3-1](2)疑問詞が不定詞が含む前置詞の目的語になるとき、前置詞を疑問詞の前に随伴させるか、残留させるかは、疑問詞、関係代名詞の規則に準じる。また、who か whom かもその規則に準じる。

I had no idea who(m) to talk to.
私は誰に話しかけたらいいのか分からなかった。

[7-3-2]疑問詞がto不定詞の主語になることは不可能である。

×We discussed who to go.→
〇We discussed who should go.
私たちは誰が行くべきか論じた。

[7-4] why 不定詞について。to不定詞ではなく原型不定詞が使われる。Why+肯定形で否定の提案、拒絶、Why+否定形で提案、快諾などを表す。前述の主語が省略された構文(5-4-1)とも考えられる。大部分は Why do you -?, Why don't you -?から派生したとも考えられる。

Why talk so much about it?
←Why do you talk so much about it?
何故それをそんなにくどくど話すのか。

Why not go and see your doctor?
←Why don't you go and see your doctor?
医者に診てもらったらどうか。

You are looking tired. Why not take a holiday?
疲れているようだ。休暇をとったらどうか。

[8]yes-no疑問文

[8-1]否定の答え方で No, 代名詞 助動詞+notの短縮形にならないものは、No, I'm not.

[8-2]答え方で/Yes/No/, 代名詞 助動詞+not以外の受け答えで日常でよくあるのは以下である。

善悪抜きにして。I think so.⇔I don't think so.
良いことに対して。I hope so.⇔I'm afraid not.
悪いことに対して。I'm afraid.⇔I hope not.

[問い]
Will AI and robotics have replaced most human jobs in 2050?
2050年には人工知能とロボット工学がほとんどの人間の仕事に置き換わっているだろうか。

[答え]
I think so.⇔I don't think so.(中立的判断)
そう思う⇔そうは思わない。

I hope so.⇔I'm afraid not.(回答者はそうなることが良いことと思っている)
期待していいと思う。⇔そんなにうまくいかないだろう。

I'm afraid.⇔I hope not.(回答者はそうなることが悪いことと思っている)
困ったことだが、そうなるだろう。⇔そうならないことを願う。

[8-3]米の話し言葉では肯定の疑問文が感嘆的に用いられることがある。

Am I glad!
すごくうれしい。

Am I fed up!
もううんざりした。

[9]否定の疑問文

[9-1]否定の疑問文の意味

以下に分類できる。

[9-1-1]肯定の答えを期待し確認する。

Aren't you a public server?
あなたは公務員でしょう。

Don't you think so?
そう思いませんか。

Don't you remember the day we first met?
初めて会った日のことを覚えていないか。

[9-1-2]信じられない気持ちや驚きを表す。

Didn't he tell you he was married?
彼は結婚していることをあなたに言っていなかったのか。

[9-1-3]焦燥をもって要求する。

Can't you keep still?
じっとしていられないの。

[9-1-4]反語的に感嘆を表す。

Isn't it cold?
寒いじゃないですか。

[9-2]縮約形を使わない形。助動詞+主語+notの語順になる。

Were they not aware of the danger?
彼らは危険に気づかなかったのか。

[9-3] not 以外の否定語を使う形として以下などがある。

Has nobody succeeded in solving the problem?
誰もその問題を解けなかったのか。

[10]付加疑問文

[10-1]付加疑問文の基本的用法と意味。一般に肯定文には否定形の疑問文を付加し、音調は下降調で、肯定的意味を確認しようとする、否定文には肯定形の疑問文を付加し、語調は下降調で、否定的意味を確認しようとする。

You like him, don't you?
あなたは彼が好きなんですね。

You don't like him, do you?
あなたは彼が嫌いなんですね。

[10-2]肯定文の後に肯定形、否定文の後に否定形が来ることがある。語調は上昇調で、相手の発言への疑い、皮肉などを表す。

He tries to do it in a day, does he?
彼はそれを一日でやろうとしているのか。嘘だろう。

[10-3] I believe he doesn't lie.などの複文では主節について疑問文を付加するときと、従属節について疑問文を付加するときがあり、当然、意味が異なる。

I believe he doesn't lie, does he?(従属節に付加)
私は彼は嘘をつかないと思います。嘘をつきませんね。

You believe he doesn't lie, don't you?(主節に付加)
あなたは彼が嘘をつかないと思っているのですね。

I say that knowledge does not imply misdeed, doesn't it?(従属節に付加)
悪行を知っていることは必ずしも悪行をすることを意味しないと私は言いたい。意味しませんね。

You say that knowledge does not imply misdeed, don't you?(主節に付加)
悪行を知っていることは必ずしも悪行をすることを意味しないとあなたは言っているのですね。

[10-5]縮約形を使わない場合は、助動詞→代名詞→not? の語順になる。

You are in a hurry, are you not?
あなたは急いでますね。

[10-6]付加疑問文の主語は主節の主語と同一であることが多いが、動作や事象が同一であれば、主語が変わってもよい。

I'd like to go up the Nile, wouldn't you?
私はナイル川を遡ってみたい。あなたはどうですか。

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